立命大、勝負どころで意表=攻撃で「集大成」―甲子園ボウル
勝負どころで意表を突いた。3点差に迫られた第4クオーター。立命大は山崎大と蓑部のRB陣が徹底マークを受けていた中、スペシャルプレーを敢行した。本来レシーブに入るWR仙石が自らTDラン。高橋監督は「確率的には半々だったが、決め切るのは彼らの持っている力」。鮮やかに試合の大勢を決めた。
6TDで45得点。最優秀選手に輝いた山崎大は「オフェンスの集大成を見せることができた」。試合開始25秒で決めた60ヤード独走の先制TDだけでなく、相手防御を何度も突破。ランで両チーム最多の214ヤードを獲得する活躍だった。
近年はタレントをそろえながらも好結果が伴わず。就任1年目の高橋監督は過酷な走り込み練習に加え、選手に意見を述べさせる機会を増やすなどした。主体性が生まれたチームに「アメフトを楽しむ」意識が浸透。大舞台でも気負わなかった。
強豪ひしめく関西、関東の出場枠がそれぞれ二つ増え、例年以上に活況だった今大会。「心身ともにハードだったが、みんなが一致団結してここまで来られた」と山崎大。9年ぶりの栄冠にすがすがしい表情だった。
[時事通信社]
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