2024-12-15 19:18スポーツ

立て直して大会新=エース新濱、NTで奮闘―全日本スピードスケート

男子1000メートルの滑走を終え、笑顔を見せる新濱立也=15日、青森・YSアリーナ八戸

 最初の200メートルを全体1位の16秒28で通過。男子1000メートルで好記録を予感させた新濱は、続くカーブでバランスを崩して転倒しかけた。ただ、第一人者はそこから見事に立て直した。「最低限のことはやれたかなと思う」
 小島が大会新記録の1分8秒80をマークした。一つ後の組で滑り、0秒002の僅差でかわしてみせたが「世界には全く通用しないタイム」。ワールドカップ(W杯)などで頂点を狙う種目だけに、自己評価も辛くなる。
 森重航(オカモトグループ)らが新チームを結成し、今季はナショナルチーム(NT)のメンバーが大きく減った。NTに残って腕を磨く新濱は、今大会で500メートルと合わせて2冠。「チームの状況は厳しいが自分に必要な部分はある。仲間が少なくても世界で通用するものはつくり上げられる」と信じて好成績を重ねてきた。
 年明けのW杯は高速リンクのカナダ・カルガリーで再開される。「後半戦は世界がレベルを上げてくるのは間違いない。渡り合って、日本記録にチャレンジしていきたい」と力強く誓った。
[時事通信社]

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