エベネプールが手、肩など骨折 郵便配達の車に衝突
【ブリュッセルAFP=時事】今夏のパリ五輪で二つの金メダルを獲得した自転車ロードレースのレムコ・エベネプール(ベルギー)が、3日の練習中に郵便配達の車が開けたドアに衝突し、複数か所を骨折する大けがをした。所属するスダール・クイックステップが発表した。≪写真はパリ五輪で自転車ロードレース男子個人タイムトライアルに臨むベルギーのレムコ・エベネプール≫
チームによれば、エベネプールはベルギー・ブリュッセルでのトレーニング中に手と肋骨、肩甲骨を骨折し、肩の処置のために専門病院へ移った。
その後にも最新情報を発表し、「両肺の打撲と鎖骨の脱臼も判明した」と明かすと、「鎖骨の手術は今夜行い、成功すればあしたには退院できる見込みだ。2週間は患部を固定する必要があるため、トレーニング復帰の計画が立てられるようになるのはその後だ」と述べた。
事故の目撃者によると、エベネプールは意識はあったが顔面蒼白で倒れており、自転車のハンドルが衝撃で二つに折れていた。クイックステップのパトリック・ルフェーブル代表は、エベネプールが事故直後に電話をかけてきて、停車中の郵便配達のバンの横を通り過ぎようとした際、配達員がドアを開けたと説明したと明かしている。
エベネプールは過去にも激しいクラッシュを経験しており、2020年にはイタリアで峡谷に落下、昨年のジロ・デ・イタリアでは犬が原因で、今シーズンのバスク一周では高速の下り坂で落車した。
今季は7月のツール・ド・フランスで新人賞のホワイトジャージーを獲得すると、パリ五輪で個人タイムトライアルとロードレースの2冠を達成。9月の世界選手権では個人タイムトライアルで連覇を達成した。
けがが2025年の出場スケジュールにどう影響するかは、まだ明らかではない。予定では、3月のミラノ~サンレモと翌月のリエージュ~バストーニュ~リエージュ、5月のジロ・デ・イタリア、7月のツール・ド・フランスに出場することになっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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