レバノン政府攻撃を示唆=ヒズボラの「停戦違反」に責任―イスラエル
【カイロ時事】イスラエルのカッツ国防相は3日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが11月27日に発効した停戦で「合意違反」を犯したと改めて指摘した上で、責任はヒズボラを制御しないレバノン政府にもあると強調した。「これまでは政府とヒズボラを分けてきたが、今後はそうはならない」と述べ、レバノン政府も攻撃対象になり得ることを示唆した。
カッツ氏の発言の背景には、ヒズボラの武装解除が遅々として進まないとのいら立ちがあるもよう。同氏はまた「戦闘が再開されればわれわれは強力に行動するし、さらに奥深く進む」と述べ、停戦が崩壊した場合、戦闘拡大を辞さない決意を表明した。
[時事通信社]
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