「一生忘れない」9月19日=大谷、手術1年後に「50―50」―MLBクローズアップ
【ニューヨーク時事】9月19日。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」を達成した。それも3打席連続アーチを含む6打数6安打10打点に2盗塁も決める派手なパフォーマンスで、「50―50」をあっさり通過し「51―51」に一気に到達。「これだけ打てたことは、人生でもない」。大谷自身も驚く猛打だった。
48本塁打、49盗塁で迎えたマイアミでのマーリンズ戦。一回にフリーマンとの重盗を決めて三塁に進み、50盗塁の大台に。間一髪でセーフとなり、両手を何度もたたいた。二回にも二盗に成功。打席では六回に49号で王手をかけると、間を置かず七回に回ってきた次打席で節目の一打を放った。
50号は左翼へ。打った瞬間、同僚のいる一塁ベンチへ向けて何かを叫び、ダイヤモンドを一周した。「みんなすごく喜んでくれた。思い出になる一日だったのではないかと思う」。敵地にもかかわらず鳴りやまぬ歓声に、ベンチから出て手を挙げて応えた。
まだ終わらない。大量リードを奪われたマーリンズが野手を登板させた九回にも、完璧な51号を右中間へ。球史に残るような爆発ぶりに、米プロバスケットボール協会(NBA)、レーカーズのレブロン・ジェームズら他競技のスターがSNSに次々と称賛の声を上げた。
「一生忘れない日になると思う」。9月19日は大谷にとって、2年連続で特別な日になった。ちょうど1年前には右肘手術を受けた。「リハビリの過程は楽しいことばかりではないし、進むところもあれば後退するところももちろんある」。もどかしさを抱えながら指名打者に専念したシーズンのプレーは、ファンの想像を超えていた。
[時事通信社]
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