UNRWA、主要検問所からのガザ支援物資搬入を停止
【ケレムシャロームAFP=時事】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリニ事務局長は1日、パレスチナ自治区ガザ地区とイスラエルの境界にあるケレムシャローム検問所経由のガザ向け支援物資の搬入について、安全上の懸念から停止したと発表した。≪写真は、ガザ地区中部のデイルアルバラフにある国連パレスチナ難民救済事業機関〈UNRWA〉の援助物資配給センターで、小麦粉の袋を配るボランティア〈資料写真〉≫
ラザリニ氏はX(旧ツイッター)への投稿で「この検問所経由の道路は数か月間、安全ではない状態が続いている。11月16日には支援物資を積んだトラックの大規模な車列が武装集団に奪われた」「きのう、同じルートで数台のトラックが食料を搬入しようとしたが、すべて奪われた」と投稿。ガザでは飢餓が「急速に深刻化している」にもかかわらず、「人道的支援活動が理不尽なほどに困難になっている」と警告した。
子どもの権利保護団体、セーブ・ザ・チルドレンの人道支援責任者アレクサンドラ・サイエ氏は「ケレムシャロームを通じて援助物資が入らなければ、壊滅的な状況が続くだろう」と指摘。
「国境なき医師団(MSF)」のクレア・ニコレット氏もAFPに対し、「食料や物資の供給における支援の要」だったUNRWAによる今回の発表は「最後の決定的な一撃」だと述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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