米大統領、次男を恩赦=政治対立理由に姿勢一変
【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、銃の不法購入・所持罪で有罪評決を受け、脱税罪などを認めた次男ハンター氏(54)に対し、恩赦を与えたと発表した。バイデン氏はこれまで、大統領権限によるハンター氏への恩赦の可能性を繰り返し否定していた。来年1月のトランプ次期政権の発足を前に姿勢を一変させたことで、批判が強まるのは避けられない。
バイデン氏は声明で「事件の事実を見れば、ハンターが標的とされたのは私の息子だからにほかならない」と述べ、政敵が事件を利用して自身を攻撃してきたと非難。司法制度に信頼を置く一方、政治的対立が「司法の誤りを招いた」と強調し、国民に理解を求めた。
東部デラウェア州の連邦地裁の陪審は6月、2018年に違法薬物を使用したにもかかわらず、偽って銃を購入した罪などで、ハンター氏に有罪評決を言い渡した。現職大統領の子が有罪となったのは初めてだった。また、ハンター氏は9月、西部ロサンゼルスの連邦地裁に出廷し、脱税など九つの罪を認めていた。
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