自動車大手「ビッグ3」株急落=次期米大統領の関税政策懸念
【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク株式市場で、米ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車大手3社「ビッグスリー」の株価が急落した。トランプ次期大統領が、麻薬や不法移民の流入が止まるまでメキシコとカナダに25%の関税を課すと宣言したため、両国での生産割合が高い各社が打撃を受けるとの懸念が強まった。
GMの株価は前日終値比9.0%安で終了。「クライスラー」を傘下ブランドに持つステランティスは5.7%安、フォード・モーターは2.6%安でそれぞれ引けた。
ビッグスリーは長年、生産拠点を米国から人件費の安いメキシコなどに移す戦略を進めてきた。米メディアによると、各社は特に稼ぎ頭のスポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラックの多くをメキシコ、カナダ両国の工場から米国に輸入している。
[時事通信社]
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