最大野党代表、2件目は無罪=偽証教唆、故意認めず―韓国地裁
【ソウル時事】韓国のソウル中央地裁は25日、自身の裁判で証人に虚偽の証言をさせたとして、偽証教唆の罪に問われた革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表に対し、無罪を言い渡した。検察側は懲役3年を求刑していた。
李氏には、首長時代の都市開発を巡る汚職など複数の疑惑があり、5件の裁判を抱えている。このうち、判決が出たのは有罪だった15日に続き今回で2件目。李氏は判決後、記者団に対し「真実と正義を取り戻してくれた裁判所に感謝する」と述べた。
李氏は自身が被告となり、2020年に無罪が確定した公選法違反の裁判の過程で、証人に虚偽の証言をさせたとして23年10月に起訴された。地裁は判決で「検事が提出した証拠だけでは、(証人に対し)偽証を決意させる教唆の故意があったとみるには不足している」と指摘した。
李氏には15日、22年大統領選の過程で自身の疑惑に関し虚偽の発言をした公選法違反の罪で、懲役1年、執行猶予2年の一審判決が言い渡された。李氏は控訴したが、上級審で判決が確定すれば国会議員を失職。27年大統領選の野党有力候補と目されているが、出馬できなくなる。
[時事通信社]
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