安保副補佐官に元北朝鮮交渉担当=ウクライナ特使はグレネル氏か―次期米政権
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は22日、国家安全保障担当の大統領副補佐官にアレックス・ウォン氏を任命すると発表した。ウォン氏はトランプ政権1期目で米朝交渉を担当し、北朝鮮問題に精通している。
トランプ氏は1期目、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と直接会談を重ねた。トランプ氏の再登板で米朝交渉の再開に注目が集まる中、ウォン氏が何らかの役割を担うことになりそうだ。ウォン氏は国務省で「自由で開かれたインド太平洋戦略」の推進も担当した。
一方、ロイター通信は22日、トランプ氏がロシアの侵攻を受けるウクライナの担当特使に駐ドイツ米大使を務めたリチャード・グレネル氏(58)を起用することを検討していると報じた。就任すれば、トランプ氏が掲げる戦争終結に向け、交渉を主導することになる。
トランプ氏は来年1月20日の就任前に「戦争を終わらせる」と豪語。グレネル氏はトランプ氏に外交政策について助言してきた。
[時事通信社]
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