ポンペイ、1日の観光客数を2万人に制限 オーバーツーリズム対策
【ポンペイAFP=時事】世界的に有名なイタリアのポンペイ考古学公園は15日、1日の入場者数を2万人に制限する方針を発表した。同国の観光地は、さまざまなオーバーツーリズム対策に取り組んでいる。≪写真はポンペイの遺跡にある、修復され公開されたCriptoporticus Domusのフレスコ画≫
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているポンペイの古代都市遺跡では、「実験的な」試みとして、名前入りのチケットの購入制度が取り入れられ、夏季は入場時間が午前と午後に分けられる。
ポンペイ考古学公園のガブリエル・ツフトリーゲル事務局長は同計画を発表する際、この措置は混雑した状況に対処し、より「持続可能な」成長を促進するためのものだと説明。
「目的は、ポンペイを閉鎖するのではなく、拡大し、人の流入管理を効率化することにある」と話した。
昨年のポンペイの観光客は400万人を超え、大多数は夏季に集中していた。主催者は、今年はさらに多いとみている。【翻訳編集AFPBBNews】
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