麻薬製造か、中国人男を書類送検＝会社倉庫で―警視庁
経営する会社の倉庫で販売目的で麻薬を製造したとして、警視庁薬物銃器対策課は１５日、麻薬取締法違反（営利目的製造）容疑で、中国籍で貿易会社代表の男（４３）＝東京都足立区＝を書類送検した。
販売前に同庁が摘発したため、流通はしていないという。「１錠１０００円で売るつもりだった。会社の資金繰りのためにやった」と容疑を認めているという。
送検容疑は４月上旬～同２６日、埼玉県越谷市内の会社倉庫で麻薬の一種「４―メチルメトカチノン」を含む錠剤片や粉末約７５０グラムなどを製造した疑い。
４―メチルメトカチノンは２０１２年に厚生労働省が麻薬指定した。同課によると、この麻薬の製造を検挙するのは全国初という。
男は昨年、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で別の中国人から製造方法を教わったという。警視庁が別の事件で倉庫を家宅捜索したところ麻薬や製造器具などが見つかり、今年５月に麻薬取締法違反（所持）容疑で男を逮捕していた。
［時事通信社］
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