半導体・AI支援で10兆円=賃上げ巡り月内政労使協議―石破首相記者会見
石破茂首相は11日夜の記者会見で、半導体や人工知能(AI)の分野で2030年度までに10兆円以上の公的支援を行うと表明した。また、次期春闘での賃上げや最低賃金の中期的引き上げに向け、月内にも政労使による協議の場を持つことを明らかにし、「議論を加速する」と語った。
首相は半導体分野などの公的支援に関し「世界から投資される日本経済を目指さなければいけない」と指摘。「今後10年間で50兆円を超える官民投資を引き出すための新たな支援フレームを策定する」との考えも示した。
賃上げに関しては「約30年ぶりの水準を持続的なものとし、実感を地方や中小企業に広げていかなければならない」と強調。国民民主党が主張する「年収103万円の壁」見直しに関し「与党として真摯(しんし)に検討する」と述べた。
一方、首相は20カ国・地域首脳会議(G20サミット)などのため14日から南米を訪問し、バイデン米大統領や尹錫悦・韓国大統領と会談することも明かした。トランプ次期米大統領とは「なるべく早いタイミングで直接会談する機会を持ちたい」と述べた。政府は南米からの帰路に米国に寄り、初の対面の会談を行う方向で調整している。
[時事通信社]
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