「現代の名工」に138人=卓越技能を表彰―厚労省
厚生労働省は8日、卓越した技能を持ち、その道の第一人者とされている「現代の名工」に138人を選出したと発表した。表彰式は11日に東京都内で開かれる。
選ばれたのは、大型産業機械の製缶・溶接作業で高い技術を持ち、海外での技能指導にも貢献した茨城県のアーク溶接工堀川一巳さん(59)や、類似画像検索の進歩に貢献した東京都のソフトウエア開発技術者岩崎雅二郎さん(61)ら。
最年長は石川県の婦人・子供服仕立て職酒井啓子さん(83)ら4人、最年少は福島県の旋盤工服部新太郎さん(43)だった。
138人の勤務地は、東京都が最多の21人。次いで愛知県17人、京都府10人だった。
現代の名工は職人の地位や技能水準の向上、次世代への技能継承を目的に1967年に創設され、これまでに今回を含め7234人を表彰している。
[時事通信社]
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