東北大、「国際卓越大」１号に認定＝年度内認可経て、助成開始―文科省
文部科学省は８日、１０兆円規模の大学ファンドを通じて支援する「国際卓越研究大学」の第１号に東北大（宮城）を正式認定したと発表した。年度内に同大が提出する計画の認可を経て、初年度約１００億円の助成が開始される。
国際卓越大制度は、政府が拠出する大学ファンドの運用益で、世界最高水準の研究力を目指す対象校を支援する。最長で２５年間助成を受けることができる。
東北大は１０月、改正国立大学法人法施行に合わせ、合議制の運営方針会議を設置。これを受け、文科相が認定を行った。年度内に計画の認可を経て、助成が開始される。
同省の有識者会議は昨年８月、初回公募に申請した国立８校、私立２校から東北大を条件付きで候補として選出。今年６月、条件を達成したとして正式認定の手続きに入っていた。
同省は国際卓越大の対象を「数校」としており、東北大の計画が認可された段階で２回目の公募も行う。東京大や東京科学大、早稲田大が申請を表明している。
［時事通信社］
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