県庁舎設計図を初公開=島根県〔地域〕
毎年11月の「公共建築月間」に合わせ、現在の島根県庁舎の設計図を初公開した展覧会が県庁1階ロビーで15日まで開かれている。建築工事や完成時の写真なども併せて展示している。
現在の県庁舎は、建築家の安田臣氏が設計し、1959年に完成。モダニズム建築で、国の登録有形文化財だ。設計図はこれまで所在不明だったが、昨年11月に地下倉庫を整理していた県職員が約300枚の手書きの図面を発見したという。
今回は見つかった図面のうち、景観や気候に配慮した設計であることが分かる8枚を展示。建物の高さを抑制したり、日照時間が短いため窓を大きくしたりするなど、設計者が図面に込めた思いを紹介する。書き直した形跡やセロハンテープで補修した跡、安田氏の押印なども確認できる。
[時事通信社]
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