女子、念願の「聖地」に=3日に男女全日本選手権―剣道
剣道の日本一を争う男子は第72回、女子は第63回の全日本選手権は3日に東京・日本武道館で行われる。今年は男女同時開催で、女子の日本武道館開催は長い歴史で初となる。
日本武道館は剣道界にとって「聖地」で、例外を除き、男子の全日本の舞台となってきた。全日本連盟によると、女子選手の要望もあり、女子の武道館開催はここ数年検討されていた。日程や場所の確保などの条件がクリアされ、ようやく実現。同連盟の中谷行道専務理事は「一番は多くの観客が入って、盛り上げてもらうこと。男子と女子の剣道の良さを見てもらいたい」と期待する。
女子選手も歓迎。3大会ぶりの優勝を目指す妹尾舞香5段(福岡県警)は「日本武道館でできるのは一番名誉があり、うれしいこと。感謝して、自分の力を精いっぱい出し切れたらいいと思う」と意気込む。
大会には男女各64人が出場。男子は昨年初出場で優勝した棗田龍介4段(広島県警)、7月の世界選手権で個人優勝を果たした星子啓太5段(警視庁)、女子は妹尾や連覇がかかる渡辺タイ6段(熊本県警)らが優勝争いの軸となりそうだ。
[時事通信社]
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