東電HD、純利益46%減=電気料金への転嫁遅れ―9月中間決算
東京電力ホールディングス(HD)が30日発表した2024年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比4.5%減の3兆3549億円、純利益が46.0%減の1895億円と減収減益だった。膨らんだ液化天然ガス(LNG)などの発電用燃料費を、電気料金に転嫁するのが遅れた。
燃料価格の変動が電気料金に遅れて反映される「期ずれ」の影響は、前年同期の1680億円の差益から310億円の差損に転じた。福島第1原発にたまる処理水の海洋放出に伴う風評被害などへの賠償費用として、336億円の特別損失も計上した。
25年3月期連結業績予想については、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働時期が見通せないことから「未定」としている。
[時事通信社]
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