ドジャースの大谷「最善の準備」で出場=頂点まであと1勝―米大リーグ
ドジャースの3連勝が決まると、大谷は右手だけで仲間とハイタッチをして喜びを分かち合った。26日の第2戦で左肩を亜脱臼。出場できるか注目された第3戦に先発し、「出られるなら出たいというか、出る準備をするのが当然。チームが必要としてくれるなら、最善の準備をしたかった」と思いを語った。
一回に四球で出塁。塁上では常に左手で襟元をつかみ、フリーマンの本塁打で生還する時も離さなかった。「今の状況だと(肩が)外れる場合が多いので、それを防ぐため」。試合前のセレモニーやベンチでは、サポーターのようなものを装着している場面があり、「冷やさないことが大事と言われた。ずっと温めるように機械をつけていた」と説明した。
安打は出なかったものの、「テーピングをしているので、いつもと違う感じはしたが、そこまで大きく違わなかった」とスイングに問題はなかったと強調。最後まで打席に立ち続けた。
負傷した26日の試合後、チームはロサンゼルスからニューヨークに移動し、大谷は別行動に。中心選手の離脱となれば、動揺が走るところだったが、選手らでつくったテキストメッセージのグループに「大丈夫。試合に出るつもり」と連絡。「チームの士気だけは下げたくなかった」と言う。
ワールドシリーズ制覇に王手をかけた。「あした決めるに越したことはない。みんなでしっかり勝てるように集中したい」と意気込んだ。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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