高木、「挑戦者」として攻め=向上のヒント探る―全日本距離別スケート
女子3000メートルの日本記録を持つ高木にとって、最大の敵はホープの堀川だった。第一人者のプライドはあるだろうが、「チャレンジャーとして攻めていこう」との思いでリンクに立った。
相手は1周のラップタイムが早々と32秒台に落ちたのに対し、高木は中盤まで31秒台を保った。最後は失速しただけに反省は残るが、若手の挑戦をはね返し、「取り組んだことをレースで表現でき、手応えを感じたところもあった」と前向きな言葉も出た。
昨シーズンのレースでは、ほとんど滑らなかった3000メートル。安定した姿勢を身に付ける上で、次の五輪に向けて力を入れる1500メートルの強化につながると感じている。「ここから滑り込んで、もっと強くなっていきたい」。五輪プレシーズンは、試行錯誤しながら上達のヒントを探していく。
[時事通信社]
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