30アカウント使い分けか=指示役、スマホ大量用意?―連続強盗
首都圏で相次いだ「闇バイト」を実行役とした連続強盗事件を巡り、指示役が使っていたとみられる秘匿性の高いアプリ「シグナル」のアカウントは約30個に上り、識別情報は全て異なっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁などは警察庁を通じて米国にあるシグナル運営会社に捜査協力を依頼し、指示役の登録情報の特定などを進める。
東京や埼玉、神奈川など首都圏の5都県では8~10月、強盗事件などが約20件発生し、実行役30人以上が逮捕されている。
捜査関係者によると、警視庁などが押収した実行役のスマホを解析したところ、指示役のものとみられるアカウントは約30個に上り、いずれも識別情報が異なっていた。
アカウント登録には電話番号が必要で、指示役側が他人名義の「飛ばし携帯」と呼ばれるスマホなどを不正な手段で大量に用意した可能性がある。
一連の事件では、指示役のアカウント名に「夏目漱石」「赤西」といったものが使われていた。
[時事通信社]
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