積極守備、機能するか=なでしこジャパン、新たな一歩へ
新監督が決まっていない状況で、なでしこが新たな一歩となる試合に臨む。
池田前監督が率いた昨年のワールドカップ(W杯)と今夏のパリ五輪では、守備的な戦いでともに8強入り。協会はベスト4以上をにらみ、主導権を握って攻撃的に戦えるチームをつくれる新監督を求め、調整を続けている。
準備期間が短かった中、2011年に監督として初の世界一に導き、今回のみ指揮を執る佐々木氏は前線からの守備でボールを奪い、効率よく攻めるスタイルを提示。ベテランの熊谷は「とにかくトライする。こうしていこうと示してくれたものに全力でぶつかってきたので、試合で出すだけ」。プレスの方法も複数用意してある。
松窪、小山ら準優勝したU20W杯で活躍したメンバーが加わり、チームに新たな刺激をもたらした。「これからのなでしこの船出に、国立でいい試合になるように」。佐々木氏はそう言葉に力を込めた。
[時事通信社]
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