被災地応援の日本酒 福島県会津坂下町
福島県会津坂下町の酒蔵「曙酒造」で、全国４７都道府県産のコメを使用した日本酒「絆舞（きずなまい）」の仕込み作業が始まった。東日本大震災をきっかけに、全国の信用金庫の協賛で被災地支援として２０１７年から行われており、能登半島地震で被災した石川県には昨年分の売り上げから寄付金が送られる予定だ。
１９日に行われた式典では、全国の信金役員や地元の関係者ら約３０人が参加。コメをタンクに投入し、掛け声をしながら交代でかき回した。５００ミリリットル入りで約１万本の製造を見込んでおり、売り上げ１本分につき１００円が被災自治体などに寄付される。曙酒造の鈴木孝市社長（４０）は、「（東日本大震災の）被災時に助けてもらって今がある。恩返しのつもりでやりたい」と語った。【もぎたて便】
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