「今こそガザ紛争終わらせるとき」米国務長官、中東歴訪
【テルアビブAFP=時事】米国のアントニー・ブリンケン国務長官は23日、訪問先のイスラエルで「今こそガザ紛争を終わらせるときだ」と述べ、イランとの対立についてもエスカレーションを回避するよう求めた。≪写真は、イスラエルのベングリオン国際空港で、報道陣に語る米国のアントニー・ブリンケン国務長官≫
イスラエルは、イランが支援するパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマス、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと衝突しており、また今月1日のイランによるミサイル攻撃に対しても報復を明言している。
イスラエル軍は23日、レバノン南部の地中海沿岸都市ティール市民に向けて退避を呼び掛け、ヒズボラを標的とする作戦が迫っていることを警告した。
こうした中、ブリンケン氏はガザでの武力衝突が激化して以降11回目となる今回の中東訪問で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相らイスラエルの高官と会談。会談後に「昨年10月7日以降、イスラエルはガザに関するほとんどの戦略的目標を達成した。今こそ、その成功を持続的な戦略的成功に転換するときだ」と述べた。
またガザ地区への支援について「進展が見られるのは良いことだが、さらなる進展が必要であり、最も重要なのはそれが持続することだ」と語った。
他方で、イランによる今月1日のミサイル攻撃への報復を明言していることについては「イスラエルがさらなるエスカレーションを引き起こさない方法で対応することも非常に重要だ」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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