中国工場建設、契約できず＝目玉事業の次世代有機ＥＬ―ＪＤＩ
経営再建中のジャパンディスプレイ（ＪＤＩ）は２３日、中国安徽省で計画していた次世代型有機ＥＬ（エレクトロルミネッセンス）パネル工場の建設について、同省蕪湖市と結んだ覚書を延長しないと発表した。１０月末までの完了を目指していた最終契約の締結が現時点でできていないため。プロジェクトの立ち上げに向けた検討自体は継続するという。
ＪＤＩの次世代有機ＥＬ「ｅＬＥＡＰ（イーリープ）」は従来品に比べ、高輝度で寿命が長いのが特徴。イーリープの大規模量産を業績改善の切り札と位置付けていたが、戦略の練り直しを迫られそうだ。同社は契約を締結できていない理由を公表していない。
［時事通信社］
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