力尽きたリーグ覇者=最後は菅野打たれる―プロ野球CS・巨人
緊迫の決戦。屈したのはリーグ覇者の巨人だった。3連敗から連勝し、最終第6戦に持ち込む底力を示したが、あと一歩及ばず。阿部監督は「勝たせてあげられなかった。申し訳ない」とわびた。
総力戦の構えで臨んだ。中4日で戸郷が先発し、菅野を2―2の八回に6番手で投入。だが、九回2死三塁の踏ん張りどころで、牧に痛恨の勝ち越し打を浴びた。
シリーズ前は投手陣の豊富な巨人が優位とみられていた。だが、主力の吉川が負傷で出場できなくなったことが影響し、攻撃のリズムが乱れた。レギュラーシーズンから不安視されていた好機での弱さをこの日も露呈。監督は「なかなかタイムリーが出なかったりとか、シーズンと同じになっちゃったな」と悔やんだ。
2012年以来となる日本シリーズ制覇の目標は断たれた。それでもリーグ優勝を遂げ、2年連続Bクラスからの復活を示せたことは胸を張れる。監督は「成長したところ、収穫もたくさんあった。選手は批判しないであげて」。諦めずに戦い抜いたナインをねぎらうように言った。
[時事通信社]
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