約束通りに下克上=DeNA、敵地で躍動―プロ野球CS
2連敗でタイに持ち込まれ、迎えたCSファイナルステージ最終戦。DeNAの三浦監督は「結果なんて考えなくていい。思い切って戦っていこう」と選手に檄(げき)を飛ばしていた。六回以降、両軍無得点が続いた緊迫の一戦は九回に動いた。
森敬が勝利の立役者となった。先頭で菅野の変化球を右前へ運び、犠打で二塁へ。続く桑原の三ゴロですぐにはスタートを切らず、三塁手が一塁に送球した瞬間に一気に三塁へ走った。2死三塁の好機を築き、打席には主軸の牧。外角の速球を捉えた打球は三遊間を破り、勝ち越しに成功した。
0―2の五回には適時三塁打を放った森敬。一回に自身の悪送球で先制点を与えたが、引きずることなくバットでしっかりと取り返した。
10月3日の横浜スタジアム最終戦。試合後のセレモニーであいさつした三浦監督は、ファンに謝罪した。優勝を目指して挑んだシーズンは終盤で勢いが落ちて3位に終わり、「もう一度ここで試合ができるように、CSを勝ち上がって来る」。就任4年目。強い決意と覚悟を示していた。
約束通りに敵地で手ごわい阪神とリーグ覇者の巨人を倒し、ファンの待つ横浜に帰る。「このCSで戦いながら、選手みんなが大きく成長したと思う」と三浦監督。7年ぶりの日本シリーズ。その時と同じ相手、ソフトバンクを迎え撃つ。
[時事通信社]
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