2024-10-21 12:14社会

22歳男、「闇バイト応募初めて」=SNSで「ホワイト案件」―横浜緊縛強殺

宝田真月容疑者

 横浜市青葉区の住宅で住人の後藤寛治さん(75)が手足を縛られ死亡した事件で、強盗殺人容疑で逮捕された自称個人事業主の宝田真月容疑者(22)が「初めてSNSで闇バイトに応募した」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。
 同容疑者は「税金を数十万円滞納し、簡単に稼げるバイトを探した。『ホワイト案件』という投稿を見つけ、指示役とつながった」とも話している。神奈川県警は供述の裏付けを急ぐとともに、指示役側が一般的なバイト勧誘に見せ掛けて実行役を集め、脅迫するなどして事件に誘導した疑いがあるとみて経緯を調べる。
 事件を巡っては、千葉県市川市で17日未明に発生した強盗致傷事件に絡んで逮捕された藤井柊容疑者(26)の指紋が、後藤さんを縛った粘着テープから見つかっている。神奈川県警は、横浜市の事件の実行役は宝田容疑者のほかに2人いるとみており、藤井容疑者はその1人の可能性が高いとみて調べを進める。
 後藤さんは16日午前、青葉区鉄町の自宅脱衣所で粘着テープで手足を縛られ、口にも巻かれた状態で見つかった。上半身を中心に鈍器や拳で殴られたような跡があり、死因は全身打撲による失血死だった。 
[時事通信社]

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