暮らしに溶け込むAI=ヒト・モノ分析し課題解決―シーテック
アジア最大級のデジタル技術の総合展示会「シーテック2024」が15日、千葉市の幕張メッセで開幕した。ヒトの気持ちや体の動き、モノの状態を分析して課題解決策を提案するなど、人工知能(AI)を利用した製品やサービスが一堂に集結。各社はAIが暮らしに溶け込んだ世界の一端を見せるべく、独自に工夫した新たな技術をアピールしている。
富士通は、バスケットボール女子Wリーグの選手がシュートを放つときの骨格の動きを測定し、デジタル化。自分の動きも同じようにデータ化すると、AIがトップ選手と比較して上達するためのアドバイスを示してくれるという。担当者は「AIはバディ(相棒)。人がより高みを目指すのを助ける存在だ」と話す。
パナソニックホールディングスは、距離画像センサーと独自のシミュレーション技術を組み合わせ、体の各部位の負担を3次元で瞬時に表示する技術を披露した。表情や視線も読み取ることで、例えばヨガをしているときの心身の状態を数値やグラフで表す。この技術を使えば、ストレスや疲れを可視化して改善するサービスなどが考えられるという。
JVCケンウッドのブースでは、来場者が脳波測定デバイスを頭に装着。映像を見たり菓子を食べたりして五感を刺激すると、AIが深層心理に応じた音楽や映像を生成する。この他、NECは顔認証技術を使い、スマートフォンのカメラで自分の顔を写すだけで呼吸や心拍数、精神の状態を推計できる技術を展示した。
会期は18日まで。4日間で10万人超の来場が見込まれている。
[時事通信社]
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