中谷、TKO勝ちで防衛=田中は王座陥落、那須川勝利―ボクシング
プロボクシングで日本選手出場の世界タイトルマッチ2試合が14日、東京・有明アリーナで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の中谷潤人(M・T)が挑戦者のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)を6回2分59秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。中谷の戦績は29戦全勝(22KO)。
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチでは、王者の田中恒成(畑中)がプメレレ・カフ(南アフリカ)に1―2の判定で敗れて初防衛に失敗し、王座を失った。田中の戦績は20勝(11KO)2敗となった。
WBOのバンタム級アジア・パシフィック王座決定戦では、プロボクシング5戦目の那須川天心(帝拳)がジェルウィン・アシロ(フィリピン)を判定で下し、初の地域タイトルを獲得した。
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◇中谷潤人の略歴
中谷 潤人(なかたに・じゅんと)中学からボクシングを始め、高校には進学せず渡米した。15年4月にプロデビュー。19年2月に日本フライ級王座を獲得。20年11月にWBOフライ級、23年5月にWBOスーパーフライ級、今年2月にWBCバンタム級の各王座を奪い、3階級制覇を果たした。左ボクサーファイター。172センチ。26歳。三重県出身。
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◇田中恒成の略歴
田中 恒成(たなか・こうせい)13年11月にプロデビュー。15年5月にWBOミニマム級王座決定戦に勝ち、日本選手最速の5戦目で世界王座獲得。16年12月にライトフライ級、18年9月にフライ級、今年2月にスーパーフライ級のWBO各王座を奪って世界4階級制覇。兄は東京五輪フライ級銅メダリストの亮明。右ボクサーファイター。164センチ。29歳。岐阜県出身。
[時事通信社]
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