石破首相、党内議論の推進指示=地位協定改定、アジア安保
石破茂首相(自民党総裁)は14日、小野寺五典政調会長、岩屋毅外相、中谷元防衛相と党本部で会談した。日米地位協定改定や、アジア版NATO(北大西洋条約機構)を念頭に置いたアジアの安全保障の在り方を巡る党内での検討に関し、「外務省や防衛省としっかり調整しながら議論を進めてほしい」と指示した。
関係者によると、首相は地位協定を巡り、16日からNATO国防相会合などで欧州を訪問する中谷氏に対し、米軍が駐留する伊独両国などの状況を確認してくるよう求めた。
この後、首相は党本部で記者団の取材に応じ、中国軍の台湾周辺での大規模演習について「台湾周辺の平和と安全が極めて重要な問題だ」と指摘。「状況を注意深く見守り、どういう事態にも対応できる態勢を整えておく」と強調した。
[時事通信社]
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