2024-10-12 14:39スポーツ

メッツ引っ張る1番打者=リンドー、光る走攻守―米大リーグ

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦、フィリーズ戦の6回に逆転の満塁本塁打を放って三塁コーチに祝福されるメッツのリンドー(右)=9日、ニューヨーク

 ドジャースより一足早く、ナ・リーグ優勝決定シリーズへ勝ち進んでいたのがメッツ。ワイルドカードでプレーオフに臨み、中地区覇者のブルワーズ、東地区王者のフィリーズを破ってきた。
 チームを引っ張るのは30歳のスイッチヒッター、フランシスコ・リンドー内野手。フィリーズとの地区シリーズは2勝1敗とリードして本拠地ニューヨークでの第4戦を迎え、1点を追う六回に左打席から豪快な逆転満塁本塁打を中堅右へ運んだ。
 メッツにとって9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出をたぐり寄せた一発。それを喜びつつも、「まだ望む場所まで来ていない。全てに勝っていきたい」と並々ならぬ意欲を口にした。
 レギュラーシーズンは152試合に出場して打率2割7分3厘、33本塁打、91打点に29盗塁。遊撃手として守備での貢献も光る。ドジャースの大谷翔平選手が本命視されるナの最優秀選手(MVP)の争いでは、候補に挙げる声もある。
 打順は主に1番。トップバッターとして大谷、リンドーのどちらがよりチームを勢いづけられるか。ワールドシリーズ進出を懸けた戦いで大きなカギを握りそうだ。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]

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