守備修正でリズム＝新潟、初の決勝へ前進―ルヴァン杯サッカー
初の決勝へ、新潟が大きなリードを奪った。ホームの熱い声援を背に川崎から４得点。オレンジ一色となったスタンドを沸かせた。
４連敗中のＪ１リーグ戦では、４試合で１５失点。川崎にも１―５で大敗していた。太田は「やり返す。借りを返そうとみんなで意識していた」。その通りの展開になった。
短期間で守備を立て直せたのが大きかった。「シンプルに（陣形を）コンパクトに」と松橋監督。パスをつないで攻撃的に戦う似た者同士の相手に、ボールを保持されても慌てなかった。守備時はいい距離感で４―４―２になり、スペースを消しながら粘り強く対応。サイド攻撃で先制し、２点目は自陣からの速攻で太田が奪った。
後半はいいときの新潟。ボールを動かしながら、湧き出るようにペナルティーエリアに人が顔を出す攻撃を見せた。８分までにさらに２点を奪い、反撃を１点に抑えた。
これまで主要タイトルはなく、ナビスコ杯時代の２０１５年は準決勝で敗退した。敵地で迎える第２戦へ、「前半戦が終わっただけ。身が引き締まる感覚が強い」と太田。足元を見詰めた。
[時事通信社]
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