有望株が鮮烈デビュー=日本アマ覇者、16歳の松山茉生―男子ゴルフ
男子プロゴルフツアーで、16歳の有望株が注目を集めた。6月の日本アマチュア選手権で史上最年少優勝を遂げた松山茉生(福井工大福井高1年)が、9月下旬のバンテリン東海クラシック(愛知・三好CC西)でツアー初出場。持ち前の飛距離を生かして17位となり、「ベストアマを取れてうれしい」と喜んだ。
初日、2日目とイーブンパーでしのぎ、カットラインぎりぎりで予選通過。42位で出た最終日は、64の好スコアをマークした。圧巻だったのは、570ヤードの15番(パー5)。1打目で残り230ヤード地点に運ぶと、ピンまで10ヤードの第3打でチップインイーグル。「飛距離もそうだが、流れに乗った時はプロに負けないゴルフができると思った」と自信を得た。
3日目には大会恒例のドライビングコンテストに参加。前年覇者の幡地隆寛、今季のドライビングディスタンス1位の河本力らを抑えて349.6ヤードで優勝し、ギャラリーを沸かせた。
182センチ、90キロの恵まれた体格。小学4年で最長飛距離220ヤードを記録したという根っからの飛ばし屋だ。「小さい頃から、スイングどうこうじゃなくて、気持ち良く振ることだけを考えてやってきた。それが良かったのかな」
今季、残りのツアーは10日開幕の国内メジャー、日本オープン(埼玉・東京GC)など3大会に出場予定。高校卒業後のプロ入りを目指しており、「まずは日本で賞金王を取って、早いうちに米ツアーに行きたい」。米ツアーでトッププロとして活躍する松山英樹を追い掛け、「第2の松山」になれるか。
[時事通信社]
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