イスラエルの空爆で子ら17人死亡 包囲下のガザ・ジャバリア
【イスラエルAFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの民間防衛機関は6日、北部ジャバリアがイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも17人が死亡したと発表した。一方イスラエル軍は、ハマスの再編成を防ぐため同地を包囲し、戦闘員数十人を殺害したとしている。≪写真は、イスラエル軍による避難勧告を受け、パレスチナ自治区ガザ地区ジャバリアからガザ市に逃れてきた子ども≫
イスラエル軍は7日、ハマスが態勢立て直しを図っている兆候があったため、ジャバリアを包囲したと発表。地上部隊を支援するため、「数十の軍事目標」を空爆したと明かした。
ハマスの民間防衛当局の広報担当者は、ジャバリアが夜間に複数回の攻撃を受けたと説明。「9人の子どもを含む17人の殉教者が出た」と主張した。
AFPTVの映像には、血に染まった白い布に覆われた複数の遺体が地面に並べられたり、担架で運ばれたりする様子が映っている。
イスラエル軍は、今回の作戦でこれまでに武装勢力の戦闘員数十人が「排除された」と説明。過去1日間で「手りゅう弾、弾薬、爆発物など多数の武器を発見したほか、テロリストと近接戦闘を行った」としている。
一方、ハマスの民間防衛当局は、中部デイルアルバラフで6日、避難所となっていたモスクがイスラエル軍の空爆を受けたことに伴う犠牲者数が26人となったと明らかにした。【翻訳編集AFPBBNews】
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