ガザで使用の武器、対イスラエル禁輸を マクロン仏大統領
【パリAFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は5日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で使用する武器の供給停止を呼び掛けた。これに対し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「恥を知れ」と強い調子で反発した。≪写真は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領。パリで開かれた仏語圏首脳会議で≫
マクロン氏はラジオ局フランス・アンテルのインタビューで、ネタニヤフ首相がレバノンで地上作戦に踏み切ったことについても批判した。「現在の優先事項は政治的解決に立ち戻ること、ガザでの戦闘に使われる武器の供給をやめることだと思う」と語った。その上で「フランスは一切供給していない」と述べた。
マクロン氏は、停戦が繰り返し呼び掛けられているにもかかわらず、ガザでの戦闘が続いていることへの懸念を改めて表明。「これはイスラエルの安全保障にとっても誤りだと思う」とし、戦争が「憎しみ」を招いていると付け加えた。
これに対してネタニヤフ首相は、「イラン率いる野蛮な勢力とイスラエルが戦っている時に、すべての文明国はイスラエル側にしっかりと立つべきだ」と大統領府を通じて声明を発表。「そうした中、マクロン大統領ら一部の西側指導者は今、イスラエルに対する武器禁輸を呼び掛けている。恥を知れ」と非難した。【翻訳編集AFPBBNews】
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