9日からASEAN関連首脳会議=南シナ海議論、米大統領は欠席―ラオス
【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が9日から11日までの日程でラオスの首都ビエンチャンで開催され、フィリピンなどと中国が領有権を争う南シナ海問題が主な議題となる。日本や中国といった域外国も参加して激しい応酬が予想されるが、バイデン米大統領は欠席する見通し。
中国は李強首相が参加するとみられる。日本からは石破茂首相が出席する。インドネシアは20日に新大統領の就任式を控えるため、ジョコ大統領は引き継ぎ業務で欠席し、副大統領が出席する。
会議では、クーデターで実権を握った国軍と抵抗勢力の紛争が激化するミャンマー情勢も話し合われる。暴力の即時停止などの合意事項を実行しないミャンマー軍事政権の首脳らはASEANの主要会議から排除されており、7月の外相会議に続いて外務省高官が出席するもようだ。
8日のASEANだけの外相会議に続き、9日に首脳会議が開催される。10日にはASEANと日本、中国との個別会議や日中韓3カ国との会議が行われ、11日にロシアなども加わった東アジアサミット(EAS)を実施して閉幕する。
[時事通信社]
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