2024-10-03 18:24スポーツ

鬼門で波に乗れるか＝主将遠藤に全幅の信頼―サッカー日本代表

　置かれた状況は前回大会と違っても、この２連戦は最終予選前半のヤマ場だろう。「いいスタートを切れたと思うが、何もつかみ取れたわけではない」と森保監督。Ｗ杯出場へ一気に波に乗る可能性はあるが、結果次第では暗転しかねない。
　アウェーのサウジアラビア戦は、過去３戦全敗と日本にとっては鬼門。３年前の最終予選では、１勝２敗と崖っぷちに追い込まれた苦い記憶がある。９月の招集メンバーから３人を入れ替えたが、組み合わせの変更などは最小限となりそうだ。
　気がかりなのは、リバプールで出番を失っている遠藤。監督は「日常から世界選抜のようなチームメートとしのぎを削り、高い強度で練習をしている。心配はしていない」と言い、大量得点を続けるチームの主将に全幅の信頼を置く。
　指揮官が「将来への期待枠」と表現するパリ五輪代表主将の藤田や高井ら若手にとっては、強い緊張感に包まれた時間は大きな財産になる。イングランド２部でも得点力を発揮する２８歳の大橋がＦＷ争いに割って入れるか楽しみだ。
［時事通信社］

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