豪世論、7割が「ハリス氏勝利」期待=安保・経済でもトランプ氏低評価―米大統領選
【シドニー時事】オーストラリアのシンクタンク「ローウィー国際政策研究所」が2日までにまとめた米大統領選に関する世論調査結果によると、73%が民主党のハリス副大統領の勝利が望ましいと回答した。共和党のトランプ前大統領の返り咲きを期待する意見は22%で、安全保障や経済など分野別の評価でもハリス氏を大幅に下回った。
調査は9月に豪州の約2000人を対象に実施。より望ましい候補を分野別に尋ねたところ、「豪州の安保」ではハリス氏が72%でトランプ氏が24%、「世界経済」ではハリス氏が68%でトランプ氏が28%だった。「気候変動への対応」では8割超がハリス氏を挙げた。
バイデン大統領が再選出馬を断念する前の3月調査で、トランプ氏への総合的な期待は29%。対決構図の変化で7ポイント低下した。
同研究所のマイケル・フリラブ氏は豪メディアに「トランプ氏は同盟国に対して懐疑的だが、ハリス氏は同盟国に信頼を置いている」と指摘。ハリス氏の方が米英豪の安保枠組み「AUKUS(オーカス)」を着実に継承すると受け止められているとの認識を示した。
[時事通信社]
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