国分寺の強盗、被害数百万円か=所沢の実行役「脅された」―連続強盗
東京都国分寺市の住宅に9月30日早朝、複数の男が押し入り、住民の60代女性がハンマーのようなもので顔を殴られた事件で、現場から現金数百万円が奪われていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。
翌10月1日未明、埼玉県所沢市で発生した強盗事件で逮捕された男3人のうち1人が、国分寺市の事件への関与をほのめかしていることも判明。「指示役から脅された」との供述もあるといい、県警と警視庁は匿名・流動型犯罪グループが関与しているとみて共同で捜査している。
捜査関係者によると、国分寺市の住宅では、家の中に保管していた現金計数百万円がなくなったことが事件後に判明した。1、2階の全部屋が物色されており、警視庁は男らが現金を奪って逃走したとみている。
所沢市の事件では、強盗致傷容疑で20~40代の男3人が逮捕された。捜査関係者などによると、3人はそれぞれSNSで「闇バイト」に応募したとみられ、互いに面識はなかった。
うち1人は「秘匿性の高い通信アプリで指示役から『逃げたら殺す』と言われており、離脱できなかった」と供述。指示役に身分証を把握され、加担せざるを得なくなった者もいるという。
[時事通信社]
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