日本人投手、大谷に刺激=「楽しい対決」「唯一無二」―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が54本塁打、59盗塁を記録するなど歴史的な活躍を見せた今季。メジャーを代表する打者となった大谷との対戦は、日本人投手たちにとっても大きな刺激となった。
パドレスのダルビッシュは、韓国での今季開幕戦で初めて対戦。2度目の顔合わせとなった4月には「個々の対決の楽しさというのを思い出させてくれる。大谷君が(打席に)来ると、日本にいた時のそういう感情をちょっと思い出す」とうれしそうに話した。
岩手・花巻東高の先輩でもあるアストロズの菊池は、ブルージェイズでプレーしていた4月に対戦。約158キロの速球を右前にはじき返されたが、「アドレナリンが出た。(メジャーで)ナンバーワンのバッター。そういうバッターと対戦できるのは僕自身のレベルアップにつながる」と回顧した。3年ぶりの対戦で内野安打を許したタイガースの前田も「彼と対戦することによって、モチベーションだったり、闘争心だったり、力も今まで以上に出る」と特別な存在であることを明かした。
5打席対戦して無安打に抑えたカブスの今永は「彼に投げる時は細心の注意を払って投げた。勝負というのは紙一重」。数々の偉業を成し遂げた活躍に「彼は唯一無二の存在。同じ日本人としては見ていない。彼は『大谷人』という新しい人種ですよ」と脱帽していた。
[時事通信社]
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