「何も変わらない」と落胆=地位協定見直しにも懐疑的―沖縄
在日米軍の米兵による性暴力が相次いで発覚した沖縄県。元防衛相の2人が外務、防衛相に登用されたことに、基地周辺の住民からは「従来と何も変わらない」と落胆の声が聞かれた。
米軍嘉手納基地(嘉手納町など)の近くに住む会社員男性(47)は「防衛力強化を進める防衛族が重用された。(新閣僚は)全体的に年配が多く刷新感もない」とため息をつき、「結局何も変わらないのでは」と諦め顔。相次ぐ性暴力にも触れ、「米兵の犯罪を減らす努力が必要だ」と対応を求めた。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設への抗議活動が続く米軍キャンプ・シュワブ(同市)周辺。プラカードを掲げていた元高校教師の本村金三さん(74)=宜野湾市=は、石破茂首相が主張する日米地位協定の見直しを評価する一方、「本当に実現できるのか。口だけで言うなら誰でもできる」と半信半疑な様子で話した。
[時事通信社]
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