大谷、勲章新たに=MVP選出にも期待―米大リーグ・ドジャース
ドジャースの大谷が54本塁打、130打点でナ・リーグ2冠に輝き、強打者としての勲章が新たに加わった。本塁打は夏場からトップを独走状態。6月からは打点を積み重ねにくい1番打者を任されていたが、9月19日のマーリンズ戦で3本塁打10打点の大爆発。日本勢にとっては初の打点王も確実にしていた。
今後は2021、23年に続く3度目の年間最優秀選手(MVP)に選出されるかどうかが注目されそうだ。大リーグでは守備に就かない指名打者(DH)のMVP受賞は難しいと考えられてきた。有名なのはレッドソックスのオルティスで、06年に54本塁打、137打点で2冠を獲得したが、MVP投票では3位。打撃専門のDHだったことで票が集まらなかったと言われている。
ただ、今季の大谷は常識を覆す活躍を見せた。史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」を達成し、最終的には「54―59」まで伸ばした。移籍1年目でチームを地区優勝に導いたインパクトも大きい。ロサンゼルス・タイムズ紙がシーズン終盤に「満票のはずだ。疑いようがない」と伝えるなど、大谷の受賞を確実視する見方が強まっている。
昨季までア・リーグのエンゼルスでプレーした大谷。ア、ナ両リーグで受賞すれば、フランク・ロビンソンに続く史上2人目の快挙となる。大谷が再び歴史に名を刻むことになりそうだ。 (ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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