2024-09-30 20:41社会

母親ら、情報提供呼び掛け=熊谷小4ひき逃げ事件15年―埼玉

埼玉県熊谷市のひき逃げ事件で、事件現場付近で情報提供を呼び掛ける小関孝徳くんの母代里子さん=30日午後、同市

 埼玉県熊谷市で2009年、小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡したひき逃げ事件から15年を迎えた30日、母代里子さんと県警熊谷署員らが、事件現場付近でチラシを配布し、情報提供を呼び掛けた。
 代里子さんは交通事故の公訴時効撤廃を求める活動をしている。時効まで残り5年となった事件について「またこの日が来てしまった」と述べた上で、「ひき逃げを起こさないため、『逃げ切れない』ということを広めていかないといけない。そのためには時効撤廃が必要だ」と訴えた。
 事件は09年9月30日午後6時50分ごろ、熊谷市本石の市道で発生。自転車で帰宅途中だった孝徳君が頭から血を流して倒れているのを近所の住民が発見した。現場から車2台が逃走したとみられ、県警は自動車運転処罰法違反(危険運転致死)容疑で捜査を続けている
 情報提供は熊谷署048(526)0110か、小関さんのブログ「〈未解決〉熊谷市小4男児死亡ひき逃げ事件!」まで。 
[時事通信社]

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