悲願達成で喜び爆発=石破氏妻、地元鳥取で涙―高市氏支援者は逆転負けに落胆・自民総裁選
「最後の戦い」とした5回目の挑戦で自民党総裁就任の悲願を達成した石破茂氏。支援者ら約150人が集まった地元・鳥取県の宿泊施設では勝利の瞬間、支援者らが「おぉー」と歓声を上げ、喜びを爆発させた。
大型モニターの最前列でテレビ中継を見守った妻佳子さんは、夫が新総裁に決まると感極まった様子で支援者と握手を交わし、涙を流した。あいさつでは「(1回目の投票で)2位だったので、まさか選ばれるとは思わなかった。本当に皆さまのおかげだと感謝している」と頭を下げた。
支援者らは万歳と拍手を繰り返し、「石破総理誕生」と記した看板を掲げた。小学生時代から親交のある渡辺憲後援会長は「子どもの頃から本当にぶれない。目標を貫くところは変わりがない」とたたえた。
石破氏が党を離れていた1990年代に秘書を務めた福田俊史県議(54)は「選挙で一緒に一軒一軒歩いた記憶がよみがえる」と述懐。平井伸治県知事は「自分の選挙でも泣いたことがないのに泣いた」と喜び、「人口減少や防災への課題、経済の立て直しに辣腕(らつわん)を振るってもらいたい」と期待した。
決選投票で敗れた高市早苗氏の地元・奈良県のホテルでは、支援者ら約120人が投開票の様子を見守った。1回目の投票で1位になると大きな歓声が上がったが、決選投票で逆転され「あーっ」というため息とともに会場は静まりかえった。
後援会長の菊池攻さん(65)は「もう一歩で初の女性総理になれたが、及ばなかった。次があると思って応援していきたい」と唇をかんだ。高校の同級生の主婦南真子さん(63)は「残念で仕方がない。悔しい」と目に涙を浮かべ、「お疲れさまと声を掛けたい」と話した。
3強の一角だった小泉進次郎氏は決選投票に進めなかった。同氏が小学生の頃に利用していた神奈川県横須賀市の理髪店で働く中込朋子さん(79)は、「まだ若いし総理には早い。経験を積んでまた頑張って」とエールを送った。
[時事通信社]
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