「無罪を期待している」=ひで子さん、笑顔で裁判所へ―袴田さん判決前に・浜松市
静岡県で1966年、一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が26日午前、浜松市の自宅マンション前で取材に応じ、再審判決言い渡しを午後に控えた心境を問われ、「平常心でございます」と語った。判決については「もちろん無罪を期待している」と話し、笑顔を見せて静岡地裁へ向かった。
袴田さん本人は、食事をしてくつろいでおり、「静岡に行ってくるでね」と声を掛けると、「はい」と応じたという。判決内容は浜松市に戻ってから伝える予定で、「あしたになるのか分からないけど、状況を見て、顔色を見て話そうと思う」と話した。
ひで子さんは出廷を免除された袴田さんに代わり、法廷に入る。身に着けた白い服には「無罪の白」の意味を込めたという。
[時事通信社]
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