2024-09-24 17:57政治

石破氏、気象庁強化訴え=小泉氏は首都機能分散―自民総裁選

 自民党総裁選を巡り、党主催として最後の討論会が24日、党本部で開かれた。防災などがテーマで、石破茂元幹事長(67)は気象庁の体制強化を主張。小泉進次郎元環境相(43)は首都機能分散の検討を掲げ、高市早苗経済安全保障担当相(63)は「令和の国土強靱(きょうじん)化」に取り組む考えを示した。
 石破氏は気象庁関連の2024年度予算が約550億円だったことに触れ、「体制を格段に上げなければならない」と述べた。小泉氏は首都機能分散を官民で協議する場の設置を提起。高市氏は「(電力の)送配電、情報通信、上下水道の強靱化が大事だ」と強調した。
 石川県・能登半島での大雨災害を受け、補正予算への言及も相次いだ。加藤勝信元官房長官(68)と河野太郎デジタル相(61)は早期編成を主張。小林鷹之前経済安保担当相(49)も「予備費で足りなかったら補正予算で措置していく」と訴えた。茂木敏充幹事長(68)は「補正も必要だがまず予備費だ」との立場を示した。
 林芳正官房長官(63)は国土全体の整備計画の重要性を指摘。米国訪問中の上川陽子外相(71)は欠席した。 
[時事通信社]

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