2024-09-23 12:04スポーツ

今永「ピンチでも冷静に」=悪条件に動じず15勝―米大リーグ・カブス

ナショナルズ戦に先発し、力投するカブスの今永=22日、シカゴ(AFP時事)

 雨で開始が2時間以上遅れた試合。悪条件にも動じず、スコアボードにゼロを並べたカブスの今永は「環境に左右されず、ピンチの場面でも冷静に投げられた」。7回無失点の好投で日本人左腕単独最多となるシーズン15勝目を手にした。
 打順が2巡目に入った四回以降は、3イニング続けて得点圏に走者を背負うも、打たせて取る投球でいずれもピンチを脱出。七回1死一塁でも遊ゴロを打たせて併殺で切り抜け、「データを生かして抑えたいと思っていた。考え通りの結果になってよかった」。地元ファンの大きな声援を背に意気揚々とベンチへ引き揚げた。
 この試合を含めて6戦連続でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以内)をマークし、自身6連勝を記録。「9月にベストな状態を保てるように、春季キャンプから意識してやってきた。けがなくここまで来られているので、やってきたことは間違いなかった」。新人王候補にも名前の挙がる左腕は胸を張った。
 カウンセル監督も「彼はわれわれの最高の投手。期待に応えて大きな力になってくれた」。先発の柱として活躍する31歳に称賛の言葉を惜しまなかった。 (シカゴ時事)
[時事通信社]

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