石川で1人死亡、11人不明=大雨特別警報は切り替え―前線は日本海側から南下へ
東北地方から九州にかけては22日、日本海側の前線などの影響で断続的に雨が降り、石川県・能登半島北部では台風14号から変わった前線上の低気圧が接近して一時、風雨が強まった。気象庁は同県輪島市と珠洲市、能登町に出していた大雨特別警報を午前10時10分に警報に切り替えたが、引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
県によると、21日に珠洲市で1人が死亡したほか、同市と輪島市、能登町で計3人が行方不明。国土交通省や消防によると、輪島市で国道の復旧工事をしていた作業員ら4人が安否不明となったほか、同市の塚田川で起こった氾濫で中学生1人を含む住民4人と連絡が取れていない。
輪島市では22日午前9時40分までの48時間雨量が498.5ミリ、珠洲市では391.5ミリに上った。22日未明は九州北部で大雨となり、大分県玖珠町では午前7時20分までの6時間雨量が153.5ミリとなった。いずれも観測史上最多記録を更新した。
前線は22日夜には東・西日本の太平洋側に南下し、前線上の低気圧は三陸沖に進む見込み。能登半島北部以外でも大雨に警戒し、突風や落雷、ひょうに注意する必要があるという。
23日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、近畿と四国200ミリ、九州南部180ミリ、北陸と東海、九州北部150ミリ、東北と関東甲信120ミリ。
[時事通信社]
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