2024-09-21 01:23国際

イスラエル軍、レバノン首都空爆=ヒズボラ幹部を殺害

 【カイロ時事】イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルートを空爆したと発表した。イスラエルのメディアは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門幹部イブラヒム・アキル氏が標的だったと報道。その後、イスラエル軍はアキル氏を殺害したと明らかにした。
 アキル氏は軍事面での意思決定機関の一員。7月にイスラエル軍が殺害したヒズボラ精鋭部隊の司令官フアド・シュクル氏に次ぐ存在という。
 報道によると、ベイルート南方のヒズボラが拠点とする地域のアパートに、戦闘機がミサイル2発を撃ち込んだ。レバノン保健省は少なくとも8人が死亡、59人が負傷したと発表した。
 イスラエル軍は19日にはレバノン南部を空爆。ロケット弾の発射装置約100基を破壊するなど攻撃を激化させている。
 一方、イスラエルのメディアによれば、ヒズボラも20日、ロケット弾150発以上をイスラエルに撃ち込んだ。ヒズボラの指導者ナスララ師は19日の演説で、レバノン各地で起きた通信機器の一斉爆発はイスラエルによる「宣戦布告」と非難し、報復を明言していた。 
[時事通信社]

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